俄か修理屋さん・・・・パート2
ある日突然壱番館で一番若いスタッフのY君が「所長っ! 機械から変な音がするんです、見て下さい。」
「えっ、どれどれ?」・・・・以前の俄か修理屋さんの乾燥機からかい?・・・自信持ってた訳ではないが・・・うーんんっヤッパリ素人修理ではダメかぁっ???
部品代が無駄になったかぁっ・・凹凹凹凹凹凹凹凹!
「そっちじゃありません。コッチこっち!」「へっ?! 乾燥機じゃないの? じゃ何?」・・・つれて行かれた先は厨房で、食洗機から「ザザザザザザ」と確かに異常な物音。・・・「良かったぁ乾燥機じゃなくて!!!!」・・・・
すぐに停止して、しっかぁ~し「う~ん 困った。」
壱番館開設5年目を迎えご家庭の2~3倍の使用時間で外観は新しくても中身は消耗していて通常より異常が出やすい状況です。
「どうしようかなぁ~???」年末の事で修理を掛けても、どっちみちメーカーが、流通が正月休みに入るので部材調達含め正月明けにしか故障は直らないし・・。
どうせ年明けまで直らないなら俄か修理屋さんに見てもらって、簡単な故障だったら直るかも??
そこで俄か修理屋さんの出番、乾燥機の実績があるので鼻息荒く登場!!!!
プログラム等は異常なく食洗機の構造を考えると、異常音は摺動部分=回転部から?? 回転部分(=モーター??)は乾燥ファン位しかないのでは?との予測を立てさてっと・・それではモーター=ファンは何処に??。
全面のパネルを外しましたが基盤しかなく、一体どこに??
全面でなければ背面?って事ですが、第一関門でどうやってとりつけてあるのか?調理の邪魔になるので一端閉じて翌日チャレンジ。
それらしきナットとアングルを見つけて緩め汗だくで本体の引き出しに成功。漸くの思いで背面部に到達し中を見ようとしたら、第二関門で背面部は四隅がスポット溶接で取り外し不可???
いくら考えても分からず「これ以上は素人には無理!」時間切れもあって元に戻しやはりプロにm(_ _;)m。
とは思っても元々「犬も歩けば棒に当たる」の好奇心旺盛な人生なので翌日怖い物見たさの再チャレンジ。
本体引出して眺めていたら「待てよ、食洗機は水がでるから一体成型?だとすれば上から開ける??」と閃いて改めて上部をみるとサイドに色の付いたナット。それを緩めて天板を外すと見事背面部へ到達。
シロッコファンの取付け部
がワッシャ状の物で取り付けてあるだけで消耗して回転が上がると緩んで、他に干渉しての異音と踏みましたネ。
これは多分クマトリコイル式モーター?
※隈取りコイル式
その最も単純なし掛けとして、隈取りコイルを使った誘導モータがある。
磁界の形は始めに述べた直流モータとほぼ同じで、回転子は三相誘導モータと同じカゴ型回転子である。
しかしながら界磁の鉄芯の片方の下の方に太い銅線が1巻き巻かれている。
これが隈取りコイルである。隈取りコイルに生じる誘導電流によって磁界が生じるが、この磁界の相が界磁の相と少しだけずれる。
この少しのずれによって界磁の交番磁界に対して、直交する力を少し作り出し、これによって回転させる力を作っている。
詳細部分は違っているかもですが??・・・。
第三関門はこの部品の購入が可能かどうかですね?・・・。
年末でもあり自身で注文が出来ない忙しさの為スタッフに依頼。注文お断りの予想からパーツリストと内部写真、それとファンの現物を携行頂いての準備万端。「これでダメならしょうがない、諦めて修理依頼しよう。」
戻ってきたスタッフによると、お店側「素人は発注出来ません?」準備の三点セットをみせると「確認してみます。しかし素人修理は難しい。失敗したら修理代が高くつきますし部品は返品できません。」との事。
そこでスタッフが「現に部品を特定して外してきたし、お願いします!!。」と畳み掛けるとお店側もとうとう「分かりました。発注してみます。」との回答。
暫くしてお店より「発注は可能ですが部品到達は正月明け」との連絡があり、かくして部品到着修理で三月現在異常なく使用しております。
前回も衣類乾燥機で「頭の良い人がいる」と感心しましたが、今回も乾燥ファンの位置がダクトを使って高い位置にあるのを?と思ったのですが電気と水という対立物を上手に回避両立させるのを見て当たり前とはいえ「頭の良い人がいる」と感心させられました。
俄か修理屋さん・・・・たまたまうまくいってほっとしました。失敗すれば・・・
それ見た事かのスタッフからのバッシング。
今回の癒しはうん~っと、ぅんーっと、
今年のお正月に撮ったものですが暖冬を植物は人間より早く感じていての開花?です。
もっと早く掲載すればよかったのですが、更新が中々・・・。
又 ブログお訪ねの程宜しくお願い申し上げます。 m(_ _)m 。